荒井長実(あらいながさね)
- ナムル皇帝 
- 2023年9月28日
- 読了時間: 2分
139~201
天孫島のブシ。ブシ政権の軍閥:上杉(ウエスギ)の配下であった。
彼は当時の上杉の長:上杉巻繊(けんちん)の容姿に瓜二つであり、
影武者として仕えたとされている。影武者の活動は主の功績となる。
彼は戦場での働き目覚ましく、
ブシ政権に反抗した武田(タケダ)の当主:武田隠元(いんげん)の
本陣を奇襲し、三太刀七太刀之跡を残したとして有名。
主:巻繊を「軍神」と呼ばせしめる戦ぶりを披露した。
(166年:三太刀七太刀合戦)
だが、影武者の失敗もまた、主の失敗となっていく。
彼は評定に出る時、軍議を開く時、何か臭かったという。
理由は「洗い流さねぇ」から。
幼少の頃に不治の病「イボジ」になり、お尻を拭く、洗うことが怖くなったいう。
少しの刺激でも激痛であったと言われている。
そのため、主:上杉巻繊も「何か臭い」というイメージがつき、
家臣女子供誰も近寄らず、結果孤独を極め継嗣を残すことなく死んでいったと言う。
臭いによって残せなかった後継ぎを狙って争いが始まる事も知らずに・・
ちなみに巻繊の辞世の句は
「拭いてほし 川でせめても 拭いてほし 三太刀七太刀 それより拭いて」である。
コラム:又の名は「雲黒斎」
長実のせいで新感覚のスメハラをされた巻繊は
薄々長実が臭いから自分に誰も近寄ってくれないのでは?
と気づいていたようである。
しかし、その武勇によって自らに権威が生まれ統治が上手くいっていることを考えると
何も言えなかったと考えられる。
ちなみに現代の「クレソン閔ちゃん」では
雲黒斎という敵キャラが登場するが、これは巻繊のオマージュである。
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