こればかりは論争
- ナムル皇帝 
- 2023年11月27日
- 読了時間: 2分
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レコバカーリ大陸で起こった論争。
ストイックの語源となったストア派を統括したコレバカリハ。
そしてなんでもかんでも気持ちいい方がええじゃないかというエロエロス派を統括したエクスカリバ。
この2つの思想に当時の哲学の学閥は分かれていた。
ある日、コレバカリハは河川敷でエロ本を見かけたという。
その際、当然彼はエロ本を見たり、持ち帰ることはなかった。
だが、その日の夜中エクスカリバが女遊びの帰りに河川敷を通りがかった際
同所のエロ本を見つけた。おもむろに鼻を伸ばしながら手を伸ばしたとき、
もう一人誰かの手が重なった。
だれだろうと思ったら、いつも禁欲でストイックに生きることが大切だと
口酸っぱく説いていたあのライバルのコレバカリハだった。
夜だから念のためスマホのライトで照らしてみた。やっぱりコレバカリハだった。
一応自分をグーパンして目を覚ましてみた。やっぱりコレバカリハだった。
てへぺろみたいな顔して「こればかりはね。」とコレバカリハは言った。
エクスカリバは自分のエクスカリバーから聖水をぶっ放して浄化したと言われている。
以降ストア派はむっつりスケベとしてバカにされるようになり衰退。
こんな吸った揉んだがあってレコバカーリ大陸ではエロエロス派が大陸全体の主流の思想となった。
そのため誰も国家を作ろうなんてめんどくさいことは誰もやらず気持ち良〜くなることだけを考えたため、天孫の雷事件が起きるまで国家の形成が遅れることになる。
コラム:その後の2人
コレバカリハは権威を失い、河川敷で過ごすようになったという。
しかし、堂々とエロ本を読むことができて日々幸せそうであったと言われている。
稼いだバイト代を握りしめてはコミケに参戦していたという。
エクスカリバは逆に権威となりシンポジウム等の講演が増え忙しくなった。
エロいことを考える暇がなくなり、下半身からシナシナになり40代で死んだという。
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