晩酌(ジャック・ハーン)
- ナムル皇帝 
- 2023年8月30日
- 読了時間: 2分
1358~1428
元はイストラグンド大陸東部の「ご覧高原」のゴラン族の族長。
元麿帝国の東セルフガバーンエリアの地域。
26代華犠国皇帝急里(きゅうり)の外征を7度追い返し、
それでも「一緒に飲みてーんだよ。」と誘われ、遂に降伏。
(1380~1384:急里覇国戦争)
終戦祝いの宴会で華犠国の酒が旨すぎて飲みすぎて失禁したという。(七縦失禁)
異国の酒を溺愛した彼はご覧高原の自治を任されるも、
華犠国の酒を飲みに外出し続け、ご覧高原の政治を省みなくなった。
この頃から名を華犠風の「晩酌」に改め、一層地元の人々は愛想をつかしたと言う。
そして見限った部下達は晩酌が不在の内に遂に反乱。(1391年:ゴラン族の乱)
急里は政治を省みず、中央でのゴマすりばかりを行う
晩酌に失望し、自治権を剥奪。同時に圧倒的武力でゴラン族を討伐。
ゴラン族は同化政策が進み、遊牧民としてのアイデンティティは失われていく。
コラム:実は下戸だった晩酌
彼は酒が身を滅ぼすの典型と語られているが、実は酒好きは嘘という説がある。
宴会後の終戦処理交渉で有利に運ぶために下戸なのに酒で親近感を出そうとし、
それが上手くいった。
これに味を占めた彼はその後も中央へゴラン族を丁重に扱ってもらうよう、
中央官僚と酒を飲み続けたという。外交のカードとしての酒。
酒を操ったつもりが、実は酒に溺れていたという意味では
酒好きでなくても身を滅ぼしたということでしょうか。

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