塚ノ間 ハンセ
- ナムル皇帝 
- 2023年5月17日
- 読了時間: 2分
?~117「せんせ〜すいませんでした。」
もう何度目の謝罪なのだろう。
学生時代の彼は失敗を同じ箇所で繰り返し、束の間の反省を繰り返し、
通信簿は常に「がんばろう」。
ただ、弱いものいじめをする同級生はギッタギタのボッコボコにするタイプであったという。そのへこたれないタフさ、人情味が功を奏したのか、彼は一大勢力を誇る大海賊となるのである。
ある日、「海賊かっけ〜」と思い、海を目指した。出身はドレークアイランド。
周りはみんな陸で生まれ、海で死ぬ。そんな生き様だった。みんなかっこよかった。
彼もそれに憧れた。
「ドッグス海賊団」。いっちょ前に大言壮語を吠えるからこのような名前がついたという。
確かに彼らは弱かった。だが、何度負けてもゾンビのように戦いを仕掛けてくる。敗北なんて束の間の話。また立ち上がればいいだけ。
まるで「ドラえもんが安心して未来に帰れないんだ」と言った時の野比のび太くんばりであったという。
彼は大海原に出てから一つ気づいたことがある。それは憧れていた海賊が弱い人々から食料、財宝を奪ってシノギをしていることだった。
それが許せなかった。彼だけはいつも弱い人たちを助けた。束の間に「ドッグス海賊団」は民草の英雄となっていった。
次第に「義」を重んじる人々が彼の下に集まり、束の間に一大勢力を築き上げた。特に「イジメッコ海賊団」とのドレークアイランドでの決戦は有名で、彼は勝利し実質海賊の覇者となった。(112年:ドレーク海賊統一戦)
彼は海賊たちに新たな生き方を提示した。
「強いやつと戦うのが楽しいから、海賊をやるんだ」
という海賊の生き様を示した。
結果、彼はドレークアイランドに戻り、束の間に海賊たちを束ねる長となったという。
ただ、誰も歯向かって来ないので、束の間に長を辞めて、また大海原に一人駆け出していったという。
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