フンジャブンチャ
- かげろふ
- 2023年3月7日
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マーチャント・シーに生息されると言われる未確認生物。
航海中の旅人を幾人も海に沈めたとされる伝説の生物。
記録として残されている最古の記録は326年、航海士オナラッチュの生涯に関する伝記の中で言及されている。
当時オナラッチュはマーチャント・シーを航海し、美しい風景を見ては、その記録を自ら残していた。
オナラッチュは毎回美しい景色を見せようと仲間を複数誘い航海に出るのだが、毎回その旅路は犠牲がつきものだった。
航海に出ては仲間が海に沈められ、その原因がフンジャブンチャに遭遇してしまったこととされる。
その正体にいたっては諸説ある。
目撃談から絵師テキ・トウが書いたものは以下。

全長約5m。人型の姿をしているが、二つの角を持つと言う。
出ベソが特徴。
ここから、小型ミサイルが出てくる。
また、腕力もすさまじく、その力ゆえに、ロケットパンチを放ち、腕も伸びるらしい。
人語を操り、パンチで海へ沈めると「ママー、お腹すいた」と毎回言う。
オナラッチュはいずれの航海でもこの生物に遭遇するも毎度生還した男である。
彼の伝記の最後には、フンジャブンチャにわずかばかりの愛しさが書き連ねられていた。
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