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ヒタチ・ロシ

  • 執筆者の写真: ナムル皇帝
    ナムル皇帝
  • 2023年3月19日
  • 読了時間: 2分

更新日:2023年4月8日

455~517

昔から口下手な男。「タチです・・・」しか基本言わない。

幼少の頃からの友達、家族だけがイントネーションでニュアンスを理解することができる。

そんな彼の仕事はと言うと・・


なんと、「外交官」である。


死ぬほど言葉のコミュニケーションが大切な業界に何故彼はいるのだろうか。

偶然レコバカーリ大陸で働く行政官の友がいてその伝手で配属された。

それが彼の才能をきらめかせることになるのである・・・。


彼の外交スタンスは「外交はコミュニケーション」をブチ破る「無言」。

何か話を振られても、彼は「タチです・・・」しか言わない。

何言っているかわからない。言葉の綾だぜdo-or-die。

低い声でダンディ。重みのある軽い言葉。それに他国の外交官達は飲まれていく。


彼は自国が有利な条件になるまで口を開かぬ、タチしか言わぬ。

この外交は「無言外交」と言われ、言語学、修辞学の世界では「ダニモック・フレーズ」と呼ばれ日夜研究されている。


龍の顎(ドラゴン・ジョー)大陸への傭兵輸出条約でこの外交は光る。

彼は「コドモドの会談(502年)」にレコバカーリ大陸ヒコ連合の外務役として出席した。龍の顎大陸の発言全てに「無言」を貫き、最終的には1兵士1シーズン150イワヒコ(現代の1,500万円)の高値で供給する条約締結に成功した。(ボッタクリ通商条約)


現代の陸軍人材派遣会社の「陸ルート」では「軍事人材ビジネスの祖」として崇められている。(レコバカーリ大陸では比較的大戦が少なく、安定した人員供給ができるという所も要因であった。)


彼は恩賞として土地を与えられ、自らの「ヒタチ・ロシ」と命名し、

終生そこで暮らした。後にナンデ・モ・ウカル伯爵が啓示を受ける地として

再度名を馳せることになる。

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