黒故謝(こくこしゃ)
- ナムル皇帝 
- 2023年3月6日
- 読了時間: 2分
更新日:2023年10月1日
828~900
名前は黒故謝(こくこしゃ)。
イストラグンド大陸の覇権国である「華犠(かぎ)国」の将軍。
文武ともに秀で、実質華犠国を作り上げた人物。
華犠国の初代皇帝「奈無流(ナムル皇帝)」に若くして仕え、
二代目の燃奴脂(モヤシ)帝にも忠誠を尽くした。
特に華犠国の正式な立国となった、「878年:民族浄化戦争」では
マーチャント・シーから現れた海の民を鬼神の如き働きで蹴散らした。
結果、海の民からの侵略を防ぐため、イストラグンド大陸の平和を守るために
覇権国の華犠国が生まれたと言われている。
そんな彼は名の通り「黒」な人生であった。俗に言うブラック企業である。
彼が残した「黒故謝日記」には
・3日寝てねぇ、戦争終わって帰ったあと、文官と一夜越しで飲んで、
さらに宮廷の官女と飲んだ。などと戦争と政治を夜の時間も惜しまず頑張ったり、
・友達と全然会えない。仕事の人間関係ばかりに疲れた。手紙なんて便利なものがあるから
一層友との距離は離れるのだ。といった愚痴を書いたり、
・流石に昼も夜も政治と戦争に明け暮れたせいか老年期の日記には
「ブラック企業クソくらえ」と記載があったりする。
詩人としても感性の優れた人物であった。
彼が最期に戦った「900年:キムラッポ村殲滅戦」では
ナムルをご飯にそっと乗せようとした際に
後のサムア・ベイシリア総督のキムラッポの先祖の一族にオコリッポに
奇襲され敢え無い最期を遂げたという。
辞世の句は「おなかいっぱいノー残業したい」であったという。
どんだけブラックなんだ華犠国。
彼の死が一旦華犠国の衰退のきっかけとなる。
コラム:今や人気のハンドルネーム「黒故謝」
現代の私達が「黒」からブラック企業を想像するのは難くない。
最近ではネット界隈での自分語りハンドルネームを「黒故謝」とし、
自分の働く会社の勤務について愚痴を吐くことが流行している。
また、友達とのチャットにおいても忙しい時の断り文句として
「黒故謝」が使われている。

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